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86 竹林日記   「竹あそびの準備の次は藁運びの段取り」 

 2014.10.04(土) 山本 律

 

 竹林日記  「竹あそびの準備の次は藁運びの段取り」  2014・10・04(土) 晴

参加者 : 荒木、池田、稲岡、稲岡(喜)、大西、尾崎、梶原、川路、澤、世良田、
      竹内、辻井、辻井(ひ)、野本、原、山本。  [16名]



 今日は女性のメンバーが多く16名の参加者。16名は筍シーズンの人数である。偶然だとは思うが、いまの季節には珍しい参加者数である。
 そして山積みになった竹行灯の袋詰め作業。400本の竹行灯を袋詰めにして、これを来週11日の「竹あそび」まで保管する場所に、動力運搬車で運ぶ作業――これが今日の作業の、ほとんどすべてといってよい。

 梶原さんが竹で造った飾り物の椅子を持ってきた。これを「竹あそび」に出品するという。細工のていねいさそして可愛らしさ、こんなものをただ展示しておくままにしたら黙って持って帰る人がいることは間違いない。
 3万円、5万円といった値札をつけようか、という冗談が真面目に出るくらいの出来ばえである。値札はともかく見張番はおかなくてはならない。竹の学校には器用な人がいるのに驚くと同時に感心する。


 「竹あそび」の準備に目途がついたと思ったら、次は藁運びの予定が話題になった。
 そういえば、早稲だと思うが稲刈りが始った田圃がところどころにある。
 藁を提供してくれる農家は、はっきり決っていないが、日程としては来週の水曜 8日に、1回目の藁運びが予定されている。
 藁敷きが始ると、次は土入れが日程に上ってくる。筍畑もいよいよ忙しくなる。のんびりと枯竹の焼却など、していられなくなる。



 スペースが、まだ少し残っているので、短いムダ話を。
 日本独特の動作に「舞」と「踊」がある。
 舞と踊はどう違うのか。両者の区別は明らかでないが、「舞」は床から足を離さずに「すり足」で体を動かすのが基本的な動作で、これに対して「踊」はリズムに乗った手足の躍動が基本だという。
 舞の典型は「京舞」である。祇園や宮川町の「舞妓」の基本的な所作は、畳の上を足で擦りながら歩くことだ という。だから、京舞とは言うが京踊りとは言わない。
 一方の典型は、たとえば盆踊りである。「それよいよいよい」などと囃しながら動きまわる。


                   山 本 律


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【本日の竹林風景】 ~Inaoka

 今日は、立命館中高校の文化祭に展示されている竹の鳥居を竹の学校の始業前に見学に行ってきました。
 生徒会のアイデアと製作の努力は認めますが、もっと竹の特性と加工技術を勉強して、毎年リファインしていってくれることを期待します。

 竹林のほうは竹あそび用竹筒(竹灯籠)を413本製作完了しました。人手不足を気遣って頂き、今日は16名もの登校です。竹筒の切粉払いと汚れの拭き取りを女性陣総出で作業頂き、長短の仕分けと袋詰まで完了して、竹あそび会場に何時でも運び出せる状態です。
 竹筒を3本セットにしたものを公園に設置しますが、倒れやすいので昨年と同様、支えるための竹の杭を130本も製作しています。また、竹あそび終了後の後片付けを早くするための、ローソクの火消し棒も準備できています。

 10日(金)は午後から竹筒の搬出、11日(土)は8時から竹行燈や投光器などの備品を搬出、会場で竹行燈と竹筒等を配置して竹あそびの準備をします。竹あそびの終了する20時から竹行燈や備品の回収、竹筒倒し(ローソク火消し)をします。12日(日)は9時から竹筒とローソクの回収をします。
 ただまだ軽トラックの手当ができていません。乗用車で何度も運ぶことになりそうです・・・。

 竹の学校の目玉はやはり恒例の竹行燈です。新作は少ないですが毎年、期待されての出品です。自信をもって臨みましょう。会員の皆様には、出来るだけご参加下さいますようお願いします。


・立命館中高校の校門を入ってすぐの所の竹の鳥居です。
 生徒たちはくぐって登校しています。いいアイデアですね。


  ・竹林では今日も枝払い・・・
  

・久しぶりの大?ミーティング風景です





・竹筒を物置に搬送しています

・梶原さん製作の竹細工のカワイイ椅子です。竹あそびで見れるかも。
・物置に運び込まれた竹筒です



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