855.Yahooニュース 2025年04月20日
【長岡京市】たけのこの名産地で「たけのこ掘り体験」を開催。
掘り上がる瞬間が一番楽しい旬の体験会!
4/20(日) 19:30配信
一日暑さを感じた長岡京市では、4月は3回に渡り長岡京市観光協会主催の「たけのこ堀り体験」が開催されました。2025年4月19日に体験の様子を見に竹林まで行ってきました。
参加者は「乙訓のたけのこ」の説明を受けた後、もうひとつ管理をしている竹林へと移動をします。長岡京市観光協会では2つの場所の竹林を管理、整備されているそうです。遠方からお越しになった参加者にお聞きすると、「毎年いろいろな場所へ行っているのだけど、ここが一番平坦な道で近く、たけのこも豊富にあるのでいいところですね」とおっしゃっていました。参加者は長岡京市のみならず、京阪神沿線から体験に来られる方がいらっしゃるそうです。体験をする前に、たけのこの歴史や、竹の始まりなどいろいろな説明を丁寧にしてくれるのでわかりやすいと人気なようでした。
たけのこの穂先を見つけたら、たけのこの周りを丁寧に堀り、乙訓地域では「ほり」と呼ばれる道具で一気に力を入れて掘り上げます。地元の方は昔から使っているそうで「ほり」はとても長いのですが、たけのこが見事にぐぐぐっと掘れるすぐれものです。たけのこは地下の中で地下茎でつながっており、その茎の部分を探り当ててほりを動かすとブチっと音がしていました。
熟練の技がいりますが、長岡京市観光協会とボランティアの方がサポートをし、わからないことを聞いたり、ここかなというところを教えてもらったり、堀り方のアドバイスやお手伝いをしてくださいました。この日一番のりでたけのこを掘り当てとても笑顔が輝いています。
日に当たるとたけのこの皮が黒ずんできてどんどんと上に伸びていくのですが、先がほとんど地面から出ていないくらいの状態だと、クリーム色でとても柔らかいたけのこが採れるそうです。長岡京市のたけのこはえぐみが少なくとてもおいしいそうです。体験された親子も堀り進めていくと「堀り上がる瞬間が一番楽しい」と掘る瞬間を楽しんでいました。
春はたけのこ堀り、秋はじゃがいも堀りを楽しんでいるという親子は、お母様にいつまでも元気で歩いてほしいと健康のために娘さん夫婦が毎年申し込みしていて、季節の旬のものを感じて体験しているそうです。
ぎゅーっと土の中からたけのこが出てきて、大きさに驚きながら、自分で掘ったたけのこが愛おしく、自然と笑顔が込み上げてきます。
堀った後は、「おれい肥(こえ)」を入れ、次の年もおいしいたけのこが出ますようにと感謝を込めて穴を埋めます。この手間がおいしいたけのこを育てるのですね。十分な湿気が必要なたけのこは、天気が良すぎると土がかわき、雨が降ったりほどよい状態でないと出てこないそうです。
今年の乙訓のたけのこは、猛暑だったこと、雨があまり降らなかったことなど、天候不良が重なり、生育があまりよくないそうですが、この日は、体験の方の笑顔が見れるほどたくさんのたけのこが掘れよい一日になったようでした。機会があればぜひ乙訓のおいしいたけのこを食べてみてくださいね。撮影、取材にご協力いただきありがとうございます。
長岡京市観光協会(外部リンク)京都府長岡京市長岡天神1丁目1-2 075-951-4500
harru
地域ニュースサイト号外NETライター(長岡京市 など)
京都府長岡京市で小さなパン屋を開いています。山登りが好きで、人生の目標は「日本百名山に登ること」。少しずつおいしい食べ物を準備しながら登る日を夢見て、よりみちをしている毎日です。よりみちばかりで目的地にたどりつきませんが、それも味がある!いろんな人と出会い、地域を愛し、つながりをつくっていくのを見ているのが好きです。京都長岡京からゆるりとお届けします。
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