766.徳島新聞 2025年01月15日
竹林整備考えるメンマサミット、徳島・阿南で25年度に四国初開催
ご当地製品グランプリやラーメン博など実行委が企画案練る
1/15(水) 11:32配信
「純国産メンマサミット」の企画について話し合う実行委メンバー
=阿南市羽ノ浦町岩脇(実行委提供)(徳島新聞)
放置竹林解消に取り組む全国の団体や個人が集まる「純国産メンマサミット」が2025年度、四国で初めて阿南市で開かれる。「食」をテーマにした催しなどを通じて来場者に竹林整備の重要性を考えてもらうほか、市の特産であるタケノコのPRにつなげる。
市内のタケノコ加工業者や飲食業者、市などでつくる実行委員会が主催。阿南駅周辺を会場に2日間にわたって多彩なイベントを催す。具体的な開催時期は未定。
昨年12月、同市羽ノ浦町で実行委の初会合があり、14人が企画案を協議。一般の来場者が気軽に参加できるよう体験型プログラムを多く導入するほか、市のイベントなどとの連携も視野に準備を進めている。
メインの催しとして、全国各地のメンマを生産者らに出品してもらい、ご飯やワインに最も合う商品を来場者の投票で決める「M―1グランプリ」、各地のメンマを使ったラーメン博覧会など「食」をテーマにした案が出された。
このほか▽和傘、竹人形といった伝統工芸品や竹を原料にした肥料などの展示▽タケノコ掘り体験や放置竹林の見学ツアー▽加工品づくりに関する講演会―などが検討されている。
サミットは、全国的に増加する放置竹林の資源化を図る目的で、2017年に京都市で初開催。これまでに全国各地で計6回開かれ、竹林整備や里山再生などについて協議してきた。
阿南市はかつて全国有数のタケノコ産地だったものの、高齢化や担い手不足で生産者が減少。JA徳島県によると、14年には約450戸だった生産者は現在約350戸に減った。一方、放置竹林は増加。県の森林資源現況表によると、市内の竹林面積は14年度末に1606ヘクタールだったのが23年度末には2024ヘクタールとなった。
こうした現状を広く知ってもらおうと、竹林再生に携わる40都府県の152団体・個人でつくる「純国産メンマプロジェクト」で四国ブロック長を務める仁尾修治さん(44)=同市羽ノ浦町岩脇、食品加工業=がサミットを誘致した。
仁尾さんは「これまでの開催地では、竹を使った加工品作りを新たに始める人が増えたという。放置竹林の解消に努めたいという人を一人でも多く増やしたい」と意気込んでいる。
最終更新:1/15(水) 15:01 徳島新聞